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まりも的日常

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テソンがちっちゃくなっちゃった・ベベテソ編

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テソンがちっちゃくなっちゃった・ベベテソ編

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みなさま18日はビッベン夏のライブエントリ開始日でしたねーエントリしましたか?
まりもは今のところ7月30日(土)参戦予定です当たれー当たれー(祈

ってそんな個人事情はおいといて。

えー今回は、ちっちゃくなっちゃった・ベベテソ編です。ジヨテソとどっちにするか迷ったんですが、なんとなくこっちを先に。特に意味はありません。ぶっちゃけぶっつけが通常運転なのです。

前回のマンネライン編はこちら。別々でも読めますが、よかったらこっちも読んでやってください。
そして続き書きましたジヨテソ編はこちら

さてさて、ちっちゃくなったテソン。スンリの手のひらに乗り移動中。それからどーした?

ここまで来たならさぁいっしょにイキましょう追記から。
「あ。」
「ん?」

部屋を出て歩き出した途端、少し先のドアが開いて、ヨンベヒョンが出てくるのとばったり鉢合わせした。慌てて両手を背後に回す。
…やっばー、テソンヒョン目が回らなかったかな。天使になって飛び回ったりしてるし平気か。平気という事にしておこう、うん。

「お、おはようございます、ヨンベヒョン。」
「おはよう、スンリ。」
ぎこちなく頭を下げて、その横をすり抜けようとする俺の肩を、ヨンベヒョンのがっちりした腕が抱き止め、進路を阻む。

「…何隠してる。」
「いや、別に何も…あ!」
愛想笑いを浮かべてみせる俺をしばらく横目で見ていたかと思うと、右腕がぐい、と掴まれ引っ張り出される。

「…ほ、ほーら、何も無いでしょ?ね?」
空っぽの右手をヨンベヒョンの目の前でひらひらと振ってみせる。おーヤバイヤバイ。

「あ!」
俺の右手を掴んで表裏、と返しながらじろじろ見ていたヨンベヒョンがいきなり左腕を掴み、そっちも手前に引っ張り出した。

あー今度こそ!と思って目を瞑った俺が、おそるおそる目を開けてみると、不満そうな顔をしたヨンベヒョンが俺の両手を引っくり返して調べているところだった。

「俺の顔見て、絶対何か隠した。」
「や、やだなー…ヒョンに隠し事なんかしませんよぉ。」
あはは、両手を上げて、再度愛想笑いを浮かべる俺の肩をヨンベヒョンががっしり掴み、まじまじと顔を覗き込んでくる。うう、こういう時やったら鋭いんだよな、この人。

「も、もういいですか?俺ちょっと用があるんで。」
「……」
まだ不満そうな顔のまま、肩を掴む手が緩んだのにそれを急いで振り払うと、ヨンベヒョンに背中を隠したまま進もうとした…その時。

ぼとっ。俺の背後で小さな音がした。

こ、これは…冷や汗が背筋を伝うのを感じながらちらり、と背後に目をやる。案の定、しがみついていた俺の服の裾から滑り落ちたテソンヒョンが、その立派な鼻を痛そうにこすりながら起き上がるところだった。

「ててて…」
「……」
目を丸くして(通常比50%)、その様子を見ていたヨンベヒョンが、しゃがみこんで俺の足の間からひょい、と手を伸ばす。テソンヒョンの襟首を摘み、そのまま持ち上げる。

「わわわっ…」
「スンリ、なに、コレ。」
「あー…テソンヒョン、の人形です、人形!」
とっさに苦しい言い訳をする俺に合わせて、テソンヒョンが身体の力を抜く。ぷらーんとぶら下がるのを見たヨンベヒョンは、反対の手でいきなり下からこちょこちょとやりだした。

「う、うわひゃひゃ、ひゃぁっ!」
「生きてるじゃん、コレ。」
笑い疲れたのかくったりとなったところを、そっと手のひらに乗せて俺の目の前に差し出す。あーごめんなさいテソンヒョン。俺もう庇いきれません。

「えーと、朝起きたら、ちっちゃくなってたそうです。」
「何それ。スンリはまたくだらないことを」
「ほんとうなんですぅ…ヨンベヒョンなんとかしてぇ…」
ようやっと気を取り直したらしいテソンヒョンが、手のひらの上でごろーんと仰向けになる。涙目でじっと見上げる。それを見ていたヨンベヒョンが、にこにこと笑い出した。

「後で考えよう。それよりテソン、せっかくかわいいんだからヒョンと遊ぼ。」
「な、…ちょっとヨンベヒョン!」
驚いて声を上げるテソンヒョンを手のひらに乗せたまま、くるり、と元来た部屋へ踵を返す。

「スンリは、一緒に遊ばない?あ、なんか用があるんだっけ。」
「あ、あー…用、忘れちゃいました。あははー。」
肩越しに振り返って笑顔のまま言われ、思わずつられて笑いながらその後に従う。例え本当に用があったとしても、こっちの方が絶対面白いに違いない。内心そう思いながら。

「ぶうぅーーーーん」
「うわーーーっ、ぶ、ぶつかるっ、やーっ」
子供のように唇を尖らせて言うヨンベヒョンと、悲鳴のような声を上げるテソンヒョン。それを見て、俺はこみ上げてくる笑いをかみ殺した。

「はいストップー。バックオーライ、ピピー。」
「ふぅー。って、下がる下がる、ああー後ろに進んでるよぉー!」
部屋に入ると、ヨンベヒョンはごそごそしてたかと思うと、ラジコンカーを取り出してきた。で…って後は言わないでもわかるか。

「はいストップー。テソン大丈夫だからヒョンの運転技術を信用しなさい。」
「ラジコンに関係ないでしょ!?おろしてよぉー!」
「はーいまたまた前進!からのターン!」
「ひええぇー曲がるよぉ!速いー!」
速くない。ぶっちゃけかなり遅い。歩いた方が全然速いぐらいだ。ヨンベヒョンも気を使っているんだろう。
でも、ちっちゃくなったテソンヒョンには体感速度が違うのかもしれない。そう思った俺は、ヨンベヒョンの肩を軽く叩いた。

「あ、あのーヨンベヒョン、もうそのぐらいで…」
「んー、そうだね。」
ちらり、と俺を見て、操縦桿から手を離す。止まったラジコンからテソンヒョンがよろれり~という効果音を伴って降りてくる。

「た、助かった…スンリ、ありがと。」
「俺がぶつけたりするわけないのに。まぁいいや、次は…」
「次!?」
驚いたように声を上げるテソンヒョンににっこり笑って見せて、またごそごそとなにやら取り出す。

「お読みになってる全てのお子様もちペンに捧げる、夏休みの工作教室!presented by SOL!」
やたら流暢な発音で言うと、手に持ったものを並べ始める。

「用意するものは、テソンさん大好きレゴの空き箱、はさみかカッター、ガムテープ。」
「?ヨンベヒョン誰に言ってるの?」
「まりもの小説でそれは言わない約束です。」
しゃがんで手を差し出した俺の手のひらにテソンヒョンがぴょん、と乗る。うわーこんな仕草もかわいいな。だからいたずらしたくなるんだけど。

「まずは蓋の横を切り離します。全部じゃなくて二箇所ぐらいにしておいてください。それを適当な長さに切って、箱の中にぺた、ぺた、と…」
切った厚紙の紙片を箱の底と側面にガムテープを使って立てて貼っていく。ヨンベヒョン器用だなぁ。

「これは壁です。そして適当にトラップを配置します。」
「壁?トラップ?」
箱を置くと、またもや取り出したソンムル箱からスライムだのばね仕掛けのカエルのおもちゃだのを出して箱の中に置いていく。それを見たテソンヒョンが不審そうな声を上げる。

「終わったらもう一度蓋をして、両サイドに穴を開けて、できあがり!はいテソンはこれを持って。」
「え。うわわっ」
じゃーん!といった感じで両手を広げてから、テソンヒョンにこれまたソンムル箱から取り出したフラッシュリングを持たせる。小さいそれも今のテソンヒョンには一抱えだ。

「はい、いってらっしゃーい!」
「うわわっ、ちょっと!」
俺の手のひらからひょい、とテソンヒョンを摘み上げ、そのまま箱の一方の穴から押し込む。切り抜いた紙で蓋をする。

「明るい方が出口だからー。がんばれー。」
「うわ、なんだこれ、べたべたする!ひゃぁ、なんか飛び掛ってきた!わー、わーーっ!」

ヨンベヒョンが目を上げて、俺を見るといたずらっぽく笑う。それを見て、俺も耐え切れず吹き出した。

「ちょ、ちょっとかわいそうじゃないですか?」
「いや、結構出口まで一直線な筈だよ?びびってユーターンしなければ。」
腹を抱えて二人で笑う。その間にも、レゴの空き箱はがたがたと動き、テソンヒョンの声が漏れ聞こえてくる。

「…お前ら、うるさい。」
笑い続ける俺らに不意に声が掛かる。振り向くと、明らかに不機嫌なジヨンヒョンが開いたドアの框に寄りかかってこちらを見ていた。
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まりも
性別:
女性

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