日々高くなっていく空
頬をくすぐる風は優しい中にどこか
いつの間にか冷たさを含んで
なんとなく手を頬に当てる
少し冷えたてのひらに体温を与えるように
振り向いた君は
それを見て微笑む
寒くなったね
そう言いながら
頬に当てたてのひらを
君の手が包む
触れ合った瞬間の冷たさが
やがてあたたかさに変わる
あったかいね
そういった君が
分けてくれた体温が
その微笑が与えてくれた幸せが
これ以上ないほどに大切で
君の頬にそっと手を伸ばす
指先が触れると
ゆっくりと君が頬を寄せる
…冷たい
いたずらっぽく笑いながら
その手を握って口付ける
そんな仕草の一つ一つが
これ以上ないほどに愛しくて
触れること
見つめること
それだけがこんなにも
心をあたためる
君とここに居ること
君が微笑んでくれること
それだけでこんなにも
心が満たされる
寒いのは嫌いだけれど
君に感じるあたたかさは
あまりにも心を溶かす
ああ、あたたかい